第25回「いいいろ塗装の日」デザイン画コンテスト最優秀作品決定
日本塗装工業会では11月16日の「いいいろ塗装の日」をテーマにしたデザイン画コンテストを実施。25回目の節目となる今回は、近年では最多となる330名が参加し、344点の力作が集まりました。日塗装内で審査を重ね、日本全国から寄せられた作品の中から最優秀賞1作品、優秀賞4作品が決定しました。
最優秀賞を受賞したのは埼玉県在住のデザイナー igaryon 氏 。デジタルツール普及の影響からか、細かさや鮮やかな配色の作品が増えてきている中、氏の作品はシンプルさが際立っており「一番見せたい日付を大きく目立たせ、伝えたい情報を絞って作成した」と制作時のこだわりをコメントしています。
最優秀賞に選ばれた作品は、日塗装のPR活動に使用されます。また、11月開催の表彰式( 埼玉県建産連研修センター /埼玉県さいたま市)では、igaryon 氏に 直接賞状が贈られる予定です。
当コンテストは、日塗装の認知拡大を目的に、「いいいろ塗装の日」関連事業のひとつとして 1999 年から実施しているもので、今年で25回目となります。今回は42都道府県、最年少の3 歳から75歳まで幅広い年齢層から応募がありました。特に小・ 中・高校生からの応募が多く、クラス単位での応募や部活動の一環としての参加が目立ちました。また、デジタルツールの普及に伴い、小・中学生や60歳以上の年代からもデジタルイラストの応募が増加しています。
「いいいろ塗装の日」は、日塗装の設立50周年記念事業の一環として、一般から案を募集して決めた記念日です。11月16日を「いいいろ」と読ませる語呂合わせが、親しみやすく、イメージ的にも相応しいことから選ばれ、日本記念日協会に認定されました。毎年、同記念日に合わせ、全国の日塗装各支部では、「落書きなくし隊」が、道路、学校、公園等の公共施設の落書きを消したり、社会福祉施設の塗り替えを行う奉仕塗装活動等を行っています
第25「いいいろ塗装の日」デザイン画コンテスト実施概要
作品募集期間: 2023年5月~7月
応募総数:344作品
応募資格:不問(プロ・アマ問わず)
審査: 一般社団法人 日本塗装工業会内での審査
最優秀賞 1作品 10万円分の商品券及び表彰状
優秀賞 4作品 3万円分の商品券及び表彰状
【最優秀作品評および受賞者コメント】
最優秀作品評
今回は若い年代からの応募が多く、フレッシュで賑やかなカラーやデザインの作品が多かった印象です。そんな中、最優秀賞の作品は、記念日の「11月16日」が大きく配置され、コンテストのテーマをダイレクトに伝えてきています。数字は立体的で厚みがあり重厚的な雰囲気ですが、柔らかなパステル調の配色がそれを感じさせず、横に配置された「いいいろ」の文字
とのコントラストもいいバランス感を演出しています。あえて人物やストーリー性を入れないシンプルさが際立ち、この作品を選ぶに至りました。
最優秀賞受賞者 igaryon氏コメント
この度は、このような素晴らしい賞に選出頂き誠にありがとうございます。一番見せたかった情報である「11月16日」を際立てつつ「いいいろ塗装の日」ということで、立体物に彩りが施されていく様子をイメージしてビジュアルを制作致しました。文字を立体的に表現することによって、情報量を絞りつつ、伝えたいイメージを集約することができたと思います。自分のデザインで、少しでも11月 16日を盛り上げる事ができたら幸いです。