第1回リフォームアワード　結果発表

主催：　一般社団法人日本塗装工業会

日塗装では、リフォーム文化の発展に寄与するとともに、日塗装会員がリフォーム工事業者として信頼してお任せいただけることをお客様に知っていただくため、優秀で価値のあるリフォーム工事を行った会員を顕彰するリフォームアワードを創設し、この度第1回リフォームアワードの授賞式を平成30年5月24日に行いました。

各賞は次の通りです。

リフォーム工事により、生活の質や利便性が向上した、家族の団らんが増えた、住み心地が良くなったなど、お客様に高い満足度を与えた工事を表彰します。工事の内容、お客様に特に満足いただけた点を説明する資料、工事前後の写真等により評価しました。

【選評】　光の入らない階段室を彩度の高い色で塗装。また、黒板を作成することで、子供たち楽しめる遊びのスペースに変貌させました。お客様にもリフォームに参加していただき、愛着が増したとのことです。写真からもその雰囲気が伝わってきており、最優秀にふさわしいと判断しました。

【選評】　修繕に当たり、当初計画では工期延長や振動、騒音など入居者に対する負担が多いと予想されたため、低振動、低騒音、無粉じんの工法を採用し、生活の質低下を招かずに工事を完成させました。また、当初はタイル貼替えを予定していましたが、上記工法採択により、色むらなく剥落防止機能を担保、建物の資産価値を保つことができ、発注者の希望をかなえたものです。

難易度の高い工事、特殊な工法による工事、先進的な塗料・建材を使用した工事、デザインに秀でた工事、創意工夫により合理化・省力化を果たした工事など、技術的に優れ、他工事業者の模範となるような工事を行った者を表彰します。工事の内容、特に技術的に優れている点を説明する資料、工事前後の写真等により評価しました。

【選評】　エイジング塗装やデコラティブペイントを得意とする同社ですが、既存タイル調サイディングの塗りつぶしではなく、より高級感のある塗装に仕上げたいという要望に対し、多彩模様吹付けダブルトーン仕上げを提案しました。限られた予算内で実現したということに、同社の技術力の高さが見て取れたため本賞にふさわしいと判断しました。

【選評】　熊本地震による被害を受けた建物の復旧工事です。亀裂欠損に対しては部分補修としたため、仕上がりが目立たないよう肌合わせや調色に注力し、結果自然な仕上がりを実現させました。また、エントランスのタイル貼替では一部の絵入りタイルのみを残して貼り換えるという難度の高い作業を完成させました。耐震改修については、構造計算に基づき柱と壁の増設、貼り部分の補強を行うなど、総合的に技術力の高さが分かる修繕工事であり、最優秀賞としました。