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新春を迎え謹んでお慶び申し上げます

一般社団法人日本塗装工業会  

会長 北原 正  

 

 

新年あけましておめでとうございます

 昨年は、近代日本で初めて譲位による改元ということで、慶賀の気持ちで新しい時代を迎えました。貴重な体験であるとともに、将来への希望を抱きながら前進の気運で新しい時代に身を置こうと思いを強くした年でもありました。また、一方では度重なる災害に見舞われた年でもあり、特に台風15号・19号では多くの被害が発生しました。被災された方にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を願ってやみません。

 さて、建設行政に目を転じると、昨年から大きな課題が目白押しです。建設キャリアアップシステムの本格稼働が始まり技能者登録が漸次進んできております。現在登録建設塗装基幹技能者をレベル4、それ以外をレベル1とする2段階でカードの発行がなされていますが、これにレベル2,3という中間段階を設定し、技能者をよりきめ細かく評価することで、レベルにあった処遇が得られるようにしようとのことで、本会では能力評価の基準案策定を進めております。有為な技能者が見落とされることのないように内容を精査しているところです。

 特定技能外国人の受け入れについては、業務区分・試験区分はおおよそ完成してきましたが、海外での講習や試験実施に対するコスト面でのシミュレーションを行っている段階で、2021年度以降の参画を予定しております。

 また、不良・不適格事業者との差別化、適正な競争環境の整備を目指す「専門工事企業の施工能力の見える化」についても会議にオブザーバーを派遣しその動向を注視しております。

 以上、本会に課せられた使命は数年前とは比較にならないほどで、会員外にも波及する影響の大きさを考えると、事業全体の見直し、選択と集中を極限まで行う必要があると考えております。

 このような中、当会本年度事業は、長期方針を「広く社会に認知される全国組織としての自覚の下、社会のニーズを的確に捉えた諸施策を推進し、豊かな国づくりに貢献する」とし、さらに「重点施策」とし、「1.安心・安全な環境づくりとともに地球環境保全に取組む」「2.企業の社会的責任を明確にし、その責務を果たし、健全な発展をめざす」「3.『技術と経営に優れた専門工事業』をめざし、社会の信頼に応える」「4.希望あふれる業種として、次世代に向け『技能の継承』、『人づくり』を推進する」「5.一億総活躍社会を実現するため、働き方改革を推進する」の5項目を掲げ、各委員会活動に展開しておりますが、今期は1期2年の2年目ということもあり、各委員会とも成果を結実させていくものと思っております。そして次年度に向けてより有意義な事業を取捨選択していく所存です。

 全体事業としては、住宅リフォーム事業者団体登録制度への対応、建設業社会保険推進・処遇改善連絡協議会への参画、建設業務労働者就業機会確保事業、登録建設塗装基幹技能者の養成、耐火塗装施工の推進等に取り組んでまいります。

 当会は高い施工能力を持つ技術・技能集団でもあります。その「技」を競い合う第26回全国建築塗装技能競技大会を昨年10月16日、17日の2日間にわたり福岡県北九州市で開催いたしました。全国の腕自慢の技能工たちによる熱い戦いが繰り広げられ、職人としてのプライドと誇りがぶつかり合う大会でした。今後は、こういった場をより広げ継続し、人材育成と技能向上の面でさらなる研鑽を積み重ねてまいります。
 
 本会はこれまで通り、塗装工事業界の唯一の全国団体として業界の地位向上、発展のために、今年も積極的に事業に取り組み、展開してまいります。会員の皆様をはじめ関係各位のご理解と一層のご支援をお願いいたします。


 

 

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